
第2土曜日が休日になった頃にくらべて、部活動を行う割合が増えたと思われる。しかしながら地域・学校によりその差は大きい。休日は休日として、日曜日同様の扱いをする学校が増えてきている。その背景として、地域の社会教育の不十分さ、家庭により土曜日が休みでないところ、部活動に地域の保護者が期待していることなどが考えられる。 学校等に第2・第4土曜日についての約束事がありますか 
数字は部活動数 上記の質問であると答えた中では 午前中に活動しない49 原則として活動しない29 大会前に必要に応じて活動する18 などが、代表的な回答であった 完全自粛の約束事より、活動が出来る方向を確保している約束事が多く存在している。また、約束事自体が無いところも約4割あり、その場合、部活動を行なうか否か指導者が、決定権を持っていると考察される。学校週5日制が導入されたころに比べ、必ず家庭に返すことという約束事の束縛が緩くなってきている。 ?部活動の指導者が考える、生徒の休日の過ごし方の優先観位 
?各家庭で過ごしてほしい?各個人で過ごしてほしい ?部活動で活動してほしい?地域の中で過ごしてほしい 休日に関する優先順位では、各家庭を第一とする考えが5割を占めた。次に個人とする者が3割を占めた。部活動が第一とする者は16%であった。各家庭や各個人が部活動より優先されるべきもの、休日は各家庭や各個人のものという基本的考え方がほぼ浸透している。部活動の運営上においても、この点を十分に配慮していく必要がある。また、地域で休日を過ごすための社会的施設や体制が充実していないためか、地域に対する期待が少ない。 ?休日に部活動を行う利点 休日に部活動を行う時間は(活動を行っている場合) 
3時間から半日程度が80%を占めている。時間的保証がなされる中で、時間を使っての練習が行われている。
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